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ART × INDUSTRY

アートとインダストリーの関わり方

欧米ではとくにアーティストが企業のブランドイメージを上げる手段として、コラボ商品やイメージを作ることがあります。日本でも見かけますが、あちらでは頻繁に目にしていたように思えます。

私は、バルセロナで十数年に渡って洋服、下着、靴、自動車、飲料などのメーカーのCMや商品を見て参りました。売り上げを伸ばしたいとき、ブランドイメージを上げたいとき、商品のパッケージを一時的にアーティストによるもので展開します。

例えば、身近なところでは、エビアンは毎年一流デザイナーとのコラボでデザイナーボトルを販売しています。(今年はKENZOさんとのコラボ展開をしています) 水を選ぶときに成分だけではなく、女の子たちがファッションとしても持ちたくなる気持ちを刺激し、他のブラントとの差別化を図っています。

他にも例を出してみましょう。

印象に残るのはCitroënのPICASSOのCM。ロボットがピカソの絵を車体に模写しています。 「これは単なる自動車ではなく、芸術品だ」というイメージが伝わって来そうです。 ある下着メーカーでは、そのシーズンに流行ってきたインディーズのデザイナーやグラフィティー作家とのコラボで話題を集めています。

若い作家を育てるビジネスを目に見えるところで展開しています。

スペイン靴メーカーCAMPERは、JAIME HAYON(スペインのデザイナー)を起用し、斬新な店舗インテリアを展開し、注目を集めています。店舗には、靴を買いに訪れる来店者だけではなく、インテリアを見に来る来店者が入って来ます。今までCAMPERの靴に興味のなかった人にまで、購買意欲を高めることができます。

アーティストを育て、デザイナーを育て、相乗効果で、お互いの更なる向上のきっかけを作るのです。 後に世界的に有名になったアーティストやデザイナーが作った場所や物を見に人が訪れ、その場所が発祥地となり、観光地にもなります。

そうした大きな意味のあるブランディングをしていく・・・
魅力的だと思いませんか。

SAI